間伐体験イベント!!
実際に森に入り、森や環境のこと学びながら間伐を体験しませんか?
「森と命が喜ぶ、きらめ樹間伐」
2022.7.17(日)
岐阜県高山市国府町三川の山にて
昨年度も数回開催したのですが、未就学児から小中学生~大人まで
笑ってはしゃぎ、たくさんの笑い声が山に響きました。
「楽しかった!」「また参加したい!!」の声が続出したこのイベント。
その声にお答えして、今年も開催します。
きらめ樹間伐に適した時期があるため、今年はこれで最後。
ぜひこの機会にご参加ください!
~ きらめ樹間伐とは ~
右の写真のように、木の皮を根本から上まで剥いてしまう間伐方法です。
木は、このように皮を剥くと水が上まで上がらず、徐々に乾燥していきます。
1年ほどそのまま自然乾燥させることで、水分が抜けた丸太は軽く運搬が楽になります。
*巻き枯らしという間伐方法もありますが、それとは違い
より幅広い面積の皮を剥くため、伐採後の丸太を製品に活用できます。
写真をみてもわかるように、女性や子どもたちが楽しんで間伐できます。
詳しくはこちら↓↓
今回のイベントは、一般社団法人ワンダラスライフ/ 伝動詩人えいたオフィス様
の協力を得て、開催致します。
前回の様子↓↓
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イベント詳細
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●日時●
2022年7月17日(日)
集合・受付 9:00 開始 9:30 終了 15:00
●集合場所●
国府町三川
(個人宅のため詳細は申し込み後お知らせします)
◎電車やバス◎
電車は JR高山線「上枝駅」下車
バスは 濃飛バス 古川線「三川」下車
送迎可能です。お申し込み時にお知らせください。
●申し込み、詳細受付●
hidakirameki@gmail.com 宛に
件名に「 きらめ樹参加希望」と明記の上
【希望日、名前、人数、子どもは年齢、移動手段(車or電車) 】 を必ずお書きください。
●持ち物●
お昼ご飯、軍手、運動靴か長靴(地下足袋もいい)、タオル、マイ水筒、お弁当(おにぎり)、バンドエイド、雨ガッパ(雨天で作業の場合)、帽子、レジャーシート、筆記具、虫除けスプレーなど
森に入る上で必要そうなものは各自ご持参ください。
●参加応援費● 保険代込み
大人一般 1000円
夫婦割 1500円
子ども(高校生以下) 500円
※当日精算になります。なるべく釣銭の無いようなお願いします。
※イベント保険も費用に含まれてます。
《昼食は「おにぎり」かお弁当を持参下さい》
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スケジュール
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*天候によって内容が変更する場合がございます。
9:00 受付
9:30 スタート・オリエンテーション
10:00 森へ移動!きらめ樹・選木ワークショップ
12:30 昼食・森のお話し
13:30 きらめ樹や森遊び
15:00 感想会 ~500年後の森イメージングワーク~
15:30 下山・片付け
16:00 解散・送迎
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注意事項
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当日を最大に楽しんで頂くための注意事項です。 必ずご確認ください。
〔1〕お子様の参加について
間伐の作業地は、自然の中です。自然に触れていただくという意味では、非常に素敵な場所となりますが、草木の生い茂る場所となります。お子様の安全の為、保護者様がお子様を見て頂ける場合のみご参加ください。
〔2〕雨天時の場合
豪雨の場合や事務局が危険と判断した場合は現地での作業は控えさせて頂きます。その代わりに屋内でゲストによる講演会や、屋内でできるワークショップとなる可能性がありますのでご了承ください。
〔3〕虫対策
虫たちの住んでいる森の中にお邪魔するので、ハチなどがいる可能性はあります。ハチが寄ってくる黒い服や、黒いズボンの着用は避けてください。また、虫のでる可能性がありますので長袖・長ズボン着用し、足場も不安定なので運動靴か長靴、もしくはトレッキングシューズをご着用ください。
面積の約92%が森林という飛騨高山。
私たち東春慶漆器店は、この土地で三代箸を作り続けてきました。
この騒がしく、環境課題が多く残る世の中、食卓に欠かせない「箸」を作る会社として、
木を扱う者として出来ることは何だろうと考え、「森を活かすプロジェクト」を始めました。
何よりまずは、木の良さを知ってもらい、漆などの天然素材を実際に使ってもらうこと。
そしてその商品を通して、現在の森の状況を知ってもらうことが大事だと考えました。
そこで新商品を作り、クラウドファンディングを2回実施。
2回とも多くの方々にご支援して頂くことができました。
プロジェクト第1弾。飛騨春慶朝食シリーズ。 プロジェクト第2弾。飛騨杉のお椀と茶碗。
現在日本の森林が問題を抱えているのはご存知でしょうか?
現在、日本は世界有数の森林保有国であるにもかかわらず、外国から木材を輸入しています。
国産材が使われることが少なく、住宅や家具、小物、身の回りをみても外材が良く使われているのです。
日本はその豊富な資源を活用しきれていないのが実情です。
「飛騨の匠」や「飛騨家具」などが有名な高山市も例外ではありません。
日本では戦後、木材需要が高まり各地で森林を伐採し、成長の早い杉やヒノキなどを植林してきました。
しかしながらその後、価格の安い輸入材が出回るようになり、国産材の利用が減少。
林業は衰退し、森の手入れがされなくなりました。
それの何が問題なのか。木はたくさんあるんだからいいじゃないか。
そう思う方も多いかもしれません。正直、私もそう思っていました。
でも違うのです。
一度、人の手の入った森では間伐など手入れをしていかないと木は育ちません。
木が育たないということは、土、水、空気、生態系すべてに影響を及ぼすのです。
よく聞かれる、二酸化炭素の吸収では、成長期の木は吸収率がいいのですが、
成熟した木や手入れのしていない森の木々では吸収率は低下します。
現在、日本は森林面積は過去40年間変化はありませんが森林蓄積は年々増加するばかり。
これは使うべき森林資源が増えていることを表します。
自国の森林資源は増え続けているのにも関わらず、世界から木材を輸入し続けている。
世界では森林は減少し続けているのです。
もちろんこれには様々な理由がありますが、私たちの暮らし方が原因の一部とも言えます。
例えば。
新学期、学習机や家具を買われた方で、国産材を使っているものを選ばれた人は?
自宅に国産材で作られたものはどれくらいあるでしょうか?
また日本は木材だけでなく、パーム油、天然ゴム、バイオマス燃料、
大豆、牛肉など多くの林産物・農産物を輸入していますが…
それらを生産するために森林が失われ、環境破壊も進んでいるのです。
目先の利益に囚われた私たちの今の暮らし。
そして生活のために森林を伐採する人々。
もちろん何を選択するかは自由ですが、
何を犠牲にしているのかを知っておかないといけないと思うのです。
「SDGs」「サステナブル」
その流行りの言葉に流されるだけでなく、
これからもこの地球に住み続けるために、何をすべきなのか一緒に考えてみませんか?